補液’s blog

オタクの妄言

ドラマ消えた初恋がメチャメチャ良い

ドラマ消えた初恋がメチャメチャ良い。

この一言に尽きる。

 

アイドル主演の深夜(と言って良いのか?)ドラマって、良くも悪くもチープな印象なので大概は「そういうもの」として見てしまうオタクです。それでも結局アイドルたちが好きなので適度に物語を楽しみつつ、演技をしている彼らを愛すのが楽しい、みたいな。

そういう前提で、自担の所属しているグループのメンバーが主演、しかも主題歌ということで「おっ見てみるか〜」と軽い気持ちで見始めたはずだったのに。

 

メッチャメチャメチャ良い〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!

 

公式サイトからあらすじを引用すると

「ある日、青木は片想い中の隣の席の橋下さんから借りた消しゴムに「イダくん♡」と書かれているのを発見し、大ショック。おまけに手を滑らせて消しゴムを落とし、その消しゴムを井田本人に見られてしまう。そこから勘違いが起こり…。」という内容。

 

普段少女漫画を全く読まないので、新鮮なドキドキを味わうためにもネタバレは一切踏まずに視聴。それでも、

・まあなんやかんやで青木(道枝駿佑)の優しさに橋下さん(福本莉子)は惹かれて、そこ2人がくっつくんだろうな〜

・あらすじには出てこないけど多分これから橋下さんとは系統の違う黒髪ロングの美少女とかが出てきて、井田(目黒蓮)とくっつくんだろうな〜

という予想を浮かべていました。

わたしの中で少女漫画って、別冊マーガレットって、「そういうもの」だから。

 

結果、全く違った。

予想は裏切られたけど、全然がっかりではなくて、むしろこんな綺麗なラブストーリーが合っていいのか......??となりました。

 

以下3話までのネタバレメチャメチャしてます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なにわ男子のみっちーが演じる青木は基本おバカな男の子ですが、Snow Manのめめが演じる井田に件の消しゴムを見られた時に「橋下さんの奥ゆかしい想いを俺がバラすわけにはいかない」という気持ちから消しゴムの所有者は自分だと嘘をつく優しい子なんですよね。まずそこでキュン。

そもそものストーリーはそこから始まります。

それに対するよくある反応って、多少引いたり冷やかしたり、優しい言葉を言ったとしても少し距離を取ったりだと思うんです。多様化の広がる社会ですが、まだまだそこは「そういうもの」というイメージがあります。たとえ現実はそうじゃなくても、創作物ではそういった展開がありがちです。

2人きりで対面するシーンで

「消しゴムのこと誰にも言わないで欲しい」

「別に言わないけど。俺になんの得もないし」

「からかったり、話のネタにはなるじゃん」

「いやだから、俺に何も得がないだろって」

という会話があります。そこでも胸を掴まれました。

井田にとって、同性から想いを寄せられるのは衝撃的なことであっても拒絶や否定をすることではないんです。一度も青木の好意(勘違いではあるけど)に対してネガティブな感情を抱かず真っ向から向き合おうとするのが良い。

青木は忘れてくれ、と伝えますが勘違いとは知らない井田は「お前はそれでいいのか?お前の気持ちは無かったことにしなくても良いんじゃないのか」、そして彼なりにたくさん悩んで結局は「お前のことちゃんと知ってから返事したい。ちゃんと考えるから待っててくれ」と言います。真っっっっっっ直ぐな瞳で。

 

そして2話の文化祭にて、青木と井田はお互いを恋愛対象として意識しはじめます。橋下さんの恋を応援していたはずなのに井田の人間性に惹かれていく青木。何事にも全力な青木に惹かれていく井田。甘酸っぺ〜!

クラスの出し物であるシンデレラの劇で一緒に大道具係をしたり、代理で王子と姫を演じたことで2人は更に急接近。

この過程も良かったです。

本来の主役2人が風邪で欠席となり代理を頼まれる橋下さん。同調圧力すら感じるクラスの空気。そこで場の空気を壊さない程度に助けに入り、自分がシンデレラを演じると宣言する青木。良い。王子姿の井田の格好良さに息を呑む青木。良い。青木は井田に対して素直にかっこいいの言葉は言えませんが、井田は「橋下さんのこと庇ったんだろ、かっけぇじゃん」といともたやすく、さらりと発言。良い。慣れないヒールで足を挫いた青木シンデレラを抱き止める井田王子。ときめいた心に戸惑いを隠せない青木。良すぎる。

 

終演後、主演を演じた2人は打ち上げでクラスの中心となり「照れんなよ、こんなにラブラブだったじゃん」「目が恋してる」と冷やかされた青木はつい本気でまじでやめろよ!と怒鳴ってしまいます。そりゃそう。自分でも整理がつかない気持ちなのに勝手に外野に冷やかされて気持ちに確定をされるようなのは不愉快だ。クラスのみんなは驚きつつも「冗談だよ」「あり得ないって分かってるから」と。そして、井田に対して「でもこれがマジだったらウケるよな〜、なあ井田!」と話を振るクラスメイト。そして、

「ウケねえよ」「それに青木はクラスのために頑張ってくれたんだろ。なんで笑うんだよ」と本気で、真剣にいう井田、井田.....井田〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜😭😭😭😭😭😭😭😭‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️

 

固まった空気に耐えられなくなり、またも自分を犠牲にして場を和らげる青木......。わたしはこの一連で泣いてしまった。2人で話すシーンでは

 

「お前さ、真面目すぎ。あんなの流せば良いんだよ」

「でもお前は嫌だったんじゃねえの」

「もういいって」

「俺は嫌だった。だから言った。ごめん」

「違う。謝って欲しいんじゃなくて、俺は本当に良いんだよ、お前が怒ってくれたから」

 

😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭

生きていれば自分の好きなものを正直に好き!と言うのが難しい場面って少なからずあるじゃないですか。否定されたら怖いし、立ち直れる自信もないし。だから自分を守るためにも気持ちに蓋をして、そんな自分も少し嫌になって、の経験が誰にでもあると思うんですが井田はそんな気持ちを真正面から受け止めて大切に大切にしてくれるのが非常に良い。大小少なからずあるモヤっとした過去を復飾してくれて泣いた。汚ねえ人間だったよわたしは。井田、あんた眩しいよ.......。怒ってくれてありがとうね..................。

 

井田に惹かれる自分に気づいて「そんな訳ない」と否定しようとしていたのに、いつもと様子の違う自分を心から心配してくれる橋下さんに嘘をついているような気持ちになった青木はそこで初めて「俺もあいつのことが好きかもなんだ」と心を決めて言います。ここもメチャメチャ泣いた。

 

驚きは見せながら、それでも笑顔で受け止める橋下さん。天使??「変じゃないよ、すっごく分かるよ!」「本当にわかるよ、だって一緒の気持ちだもん。ちっとも変じゃない」「人を好きになるのにヤバいなんてことないよ、その気持ち大事にしなきゃダメだよ」もうすんげ〜〜〜涙とまらん。

そうだよね、同じ気持ちだもんね......。青木の気持ちが変なら、橋下さんの気持ちだって変になっちゃう。2人の気持ちはちっとも変じゃないよね......。

 

お互いに想い人の良いところを言い合い、分かる!とキャイキャイする様子が可愛くて可愛くて。

「これからはライバルだね〜」

「そうだね〜」

「複雑だけど、しょうがないね〜」

「しょうがないよなあ〜」

「「だってかっこいいもん」」

とシンクロする2人、抱きしめたい。こんな可愛い生物いる??

初恋相手だった橋下さんに井田への恋心を肯定してもらえて、自分でも飲み込むことができて、どこかスッキリしている様子の青木が良い。冗談抜きでマジでずっと泣いてた。

 

高校生たちが優しくて温かくて愛おしくて、擦れた社会人には眩しくて泣けてきちゃう。

 

3話、確実に井田も青木のことが気になって仕方ないのに、絶対にいい感じなのに、友人であるあっくんの機転でそもそもは誤解だったと告げてしまいこれからどうなるのか......エッどうなりますか......???

 

続きが気になって仕方ないけどこのドキドキのジェットコースターが楽しくて仕方がないので原作で先回りするのは避けたいなあ、でも読みたいなあ、とモヤモヤする毎日。楽しい......。こんな気持ちになれるとは思わなかった。ありがとうね......。原作読みてえ〜〜〜〜〜〜......😭

 

 

 

みっちーの透明感ヤバくないですか?毛穴なくない?人間毛穴なんて無くても"在れる"んだ......ってなる。生物としての組成が違う。普段何食べてる?基礎化粧品なに?かわいいね......。腕の細さにびっくりしたので本当に寒さとかに負けずに頑張って欲しい。これからデビューで忙しいと思うけどしっかり休める時は休んで欲しい。まだ10代だもんね...?すごいよあなた......。

 

めめは彼本人のまっすぐなキャラクターと相まって非常に良い。役とリンクしている印象。彼が紡ぐ言葉一つ一つに心打たれました。毎度ヴ〜〜(感涙)ってなってる。あんた最高だよ......。もう井田なのかめめなのか。ツアー参戦予定なのでわたしは今からドキドキしています。井田に会える!という気持ちになっているのは役者目黒蓮の力だなあなんて思いました。

 

 

とっても素敵なドラマなので、彼らに出会えたことに感謝して続きを視聴したいと思います。

ドラマ消えた初恋メチャメチャ良すぎるよ!って話でした。

 

 

 

消えた初恋番組公式サイト

https://www.tv-asahi.co.jp/kietahatsukoi/